希望は永遠の命「ショーシャンクの空に」

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あらすじ

有能な銀行員であるアンディは妻とその浮気相手の殺人の容疑で裁判にかけられ有罪判決になってしまう。そこで収容されることになったのは「ショーシャンク州立刑務所」。そこは暴力が横行する悲惨な場所だった。アンディはここショーシャンクで親友となるレッドに出会う。レッドは刑務所内の調達員。刑務所内での様々な出来事を通じてアンディは変化していく。図書館を管理する仕事を任されていたアンディだったが、ある日耐え難い事件が起きる。そこで彼がとった行動とは、、、


これは単なる有能な人間の脱獄物語ではない。刑務所暮らしの悲惨さを伝える話ではない。「希望」を持つことについての話。アンディとレッドの「希望」の持ち方、考え方は面白った。順を追ってみていこうと思う。

36:00〜 屋上ビール

刑務官と仲良くなりたかったのか、みんなに伸びを売りたかったのか、いや彼はただ安らぎを求めたのだろう。

自分が飲むわけでもないビールを要求し、仲間の嬉しそうな姿をみることに満足をしている。つまり、アンディはこういう人なのだ、と始まって40分ほどで視聴者は気づく。後に高卒資格を人に取らせれるようにもするのだが、人に何かを与えることが、ここでのアンディ楽しみだったのではないだろうか。

46:00〜ブルックスの自死

最初に塀を憎み、次第に慣れ、長い年月の間に頼るようになる。終身刑は人を廃人にする。

ブルックスという五十年間刑務所の中にいた老人が仮釈放中に命を断つ。この終身刑についてのレッドの解釈は悲痛なほどに私達にも響いてしまう。会社のという枠に閉じ込められようになったら。最初は労働や給与に不満がある。次第になれる。年老いたころにはそこに頼るしかなくなる。希望があれば、別の話だが。

1:09〜 本が届く

心の豊かさを失ってはいけない。人間の心は石でできていない。心の中には何かがある。誰にも奪えないものが。

ここでアンディが行っている誰にも奪えないものは希望だあることがわかる。同時に、レッドは希望は危険と考えている。アンディはここから、レッドの希望に対する考え方を覆していくようになる。

1:15〜 トミーの登場

アンディの無実を証明できるトミーという若者がきた。高卒の資格取得にアンディが可愛がった若者だ。

アンディは自分の無実を主張したとして光の届かない部屋に閉じ込められる。そこで耳にしたのが、トミーの高卒試験の合格。少しだけアンディの口角が上がる。ここでもアンディが人に何かを与えることに喜びを感じる人物だとわかる。くらい監禁室の中で唯一生まれたであろうアンディのこの笑顔は、アンディの希望を表していたと思う。

1:40〜 トミーが殺される

刑務所内での希望であったトミーが殺害された。アンディを手放したくない所長の仕業で。ここからのレッドとの会話が個人的にはこの映画の1番好きなシーン。

引き金を引いたのは他人だが、陰気で文句ばかり言っていた、愛していたが、それを表現しなかった自分が妻を死に追いやった。自分の罪はそこにあったと語り、そして十分すぎるほどに償ったと。ホテルを持ち、ボートを買い、メキシコに住むことがアンディの夢。

一方、希望を持つことが危険だと言っているレッドは、アンディのその夢を、夢のまた夢だと言う。

必死に生きるか、必死に死ぬか。

そんなレッドに対し、アンディはこんな返答をした。そして、仮釈放になったらバスクトンの牧草地の石垣の下にいくよう、レッドに伝える。そこにレッドが欲しいものがあるとアンディは言う。

2:00〜 アンディの脱獄とレッドの仮釈放

アンディは脱獄を図った。成功した。メキシコに向けて悠々と南下していた。希望を持った人間の目,生き様だった。アンディは仮釈放されたが、案の定、ブルックスと同じような生活をしていた。トイレにいってもいいかと聞くシーンは、何とも言えない気持ちになる。

安心できる場所、怯えてなくて住む場所に帰りたい。

レッドは仮釈放の日々にこのように感じでいた。

だが、アンディとの約束を思い出す。

バクストンの牧草地、石垣の黒曜石の下には、レッドの欲しいものがあると、アンディは言っていた。

希望は良い。何にも変え難い。希望は永遠の命だ。

そこにはアンディからの手紙と、自分のところに来るように書いてあった。

仮釈放後、刑務所に戻りたがっていたレッドとは打って変わり、ワクワクが止まらない。怯えていた太平洋の美しさわを望むように。

アンディが言っていた、仮釈放後にレッドがきっと欲しいものは、希望であった。

ビールのシーンに始まり、最後の太平洋のシーンで終わる。アンディは人に希望を与えることに楽しさを感じでいた。レッドは希望を危険だと恐れていた。仮釈放され、形式上は自由の身であることは変わりないのだが、バスクトンの牧草地に行く前と後、希望を手に入れる前と後では人生が180°違った。


希望の偉大さ

希望を持つことは生きるか死ぬかすら、分けてしまう。希望を持てなかったため、ブルックスは自殺してしまい、希望を手に入れたため、レッドは必死に生きている。

刑務所内での様々な出来事を通じて希望を失いつつあるアンディの様子も、ブルックスとレッドの対比と同様に希望の偉大さを教えてくれた。

大人になるにつれ、希望を失いつつある。確実に子供の時より。そこでやるべきことは諦めずに希望を持ち続けることであり、それこそが必死に生きることを指す。希望は永遠の命、とは希望を持ち続けている限り、命は絶えない。ということだと思う。希望を失えば、必死に死ぬ未来が待っていると。

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